赤ちゃんの病気で、私が最も恐れていたのはこの「熱性けいれん」でした。

 

けいれんを起こした人を、子どもの頃に一度だけ見たことがあるのですが、我が子があの状態になったら・・・と考えるだけでもこわい。

絶対に冷静じゃいられない!と変な確信だけ持っていました。

 

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そもそも「けいれん」ってどういう状態?

まず、「けいれん」ってどういう状態なんでしょうか。

いろんな説明を見ると

「けいれん」とは、自分の意識とは無関係に、勝手に、身体の全てもしくは一部の筋肉が激しく収縮する状態のことをいいます。

同じ意味で「ひきつけ」という言葉も使われています。

 

この「けいれん」が、発熱によって起こる状態が「熱性けいれん」です。

0~5歳の子どもに多く見られ、38度以上の発熱後24時間以内に起こります。

大人は、高熱によって悪寒や震えを経験することがありますが、これが脳の発達が未熟な子どもには「けいれん」となって現れると言われています。

ただ「けいれん」が起こるメカニズムは、はっきりとした解明がされていないのが現状のようです。

人間の脳はホントに複雑ですね。

 

「熱性けいれん」は、日本の子どもの1割未満程度が発症しています。

10人にひとり・・・って考えると、少なくない数だと感じます。

両親や兄弟姉妹に「けいれん」経験者がいると、発症率は高いと言われていますが、遺伝が証明されているのは一部だけのようです。

 

熱性けいれんには種類がある

熱性けいれんには大きく分けて2種類あります。

「単純型熱性けいれん」と「複雑型熱性けいれん」です。

 

  • 単純型熱性けいれん

単純型では、全身の震えが左右対称に起き、その発作が続く時間が15分以内です。

すべて38℃以上の発熱がみられます。

 

  • 複雑型熱性けいれん

複雑型では、全身の震えが15分以上続いたり、左右非対称(身体の片側だけ)に震えがみられることがあります。

24時間以内に発作が2回以上起こることもあります。

38℃以下の体温でも起こることがあります。

 

熱性けいれんのほとんどが「単純型」ですが、1割ほど「複雑型」が存在します。

 

もし熱性けいれんを起こしたら

その名の通り、発熱によって起こることが多い熱性けいれんなので、自宅で発作を起こすことが多いようです。熱が上がる夜も要注意ですね。

けいれんだけでなく、チアノーゼ(顔面蒼白、唇が青紫色になるなど)を起こすお子さんも多いので、親としては取り乱してしまいそうですが、とにかく落ち着くことが大事なようです。

 

  • まずは慌てず、落ち着くこと。
  • 時計を見る。(何分間発作が続いたかを知るため)
  • お子さんが呼吸しやすいように、衣服を緩める。特に首回り。
  • 気道確保のため、顎を上げるような状態にする。(回復体位)
  • 嘔吐することもあるので、その場合は口の中に異物が残らないようきれいにする。
  • 口の中に物を入れない。
  • 大きな声で呼びかけたり、身体を揺すったりして大きな刺激を与えない。
  • 5分以上けいれんが続く、けいれんは治まったが意識が戻らないなどの場合は救急車を呼ぶ。

 

なかなか冷静に対処することはできなさそうですが、知っていればなんとか落ち着こうと思える気がします。

印の「口の中に物を入れない」ですが、舌を噛まないようにと割り箸やタオルを噛ませようとするのは絶対にしてはいけないそうです。

割り箸を噛んで折ってしまい、それが気管に入ったり、呼吸がしづらくなったり、吐き気を誘発したりといいことがひとつもないので、絶対にしないでください。

 

通りすがり さんからの投稿(2018.2.1)

私は熱性けいれんについてまったく未知だったのですが、体験談を 通りすがり さんからいただきました。

けいれんで受診の際、聞かれる項目が決まって来ていたので以下のことを注意して見ていました。

・どれくらいけいれんが続いたか
・どんなけいれんか(ずっと継続して起こってるのか、ビクンとしたものが度々起こるのか)
・左右対称か
・眼はどこを向いてたか、白目だったか

けいれんを目の当たりにして冷静ではいられないけれど、これだけは何とか見るようにしてました。

嘔吐があった場合は体、顔を横にして吐瀉物を顔から避けてあげるといいと思います。
次男は顔は横にしていたものの、吐瀉物が戻ってしまい誤嚥性肺炎になってしまいました。

また、けいれんがおさまったと思っても体の緊張や硬直がある場合、けいれんが続いている可能性があるので、ためらわず救急車は呼んでいいとのことです(賛否はあるでしょうが)
長男はまさにこのパターンで、最後のけいれんから何度か脳波の検査も行いました。

2人ともけいれんを起こす前には何かに怯えるような叫び声を毎回起こしています。まるで合図のようです。

医学的根拠はまったくありませんが我が家の傾向からすると、熱の急上昇と水分不足の時にけいれんの起こる確率が高い気がしています。熱が出始めたらぐったりする前にとにかく水分補給をしてもらいたいので我が家は子供用のイオン飲料はケースで用意しています。

 

通りすがり さん、体験談の投稿ありがとうございました。

上でも書きましたが、意識がない人を安静に寝かせる体位に「回復体位」というものがあります。

画力がない私にはとても描けませんでしたので、検索してみてください。たくさん解説されています。

この「回復体位」で寝かせるのがいちばんいいと思います。

 

そして、水分補給!

我が家も子どもが小さい頃は、イオン飲料を常備していました。

普段の水分補給にも使えますしね。

 

しのさん さんからTwitterでお話(2018.2.23追記)

この記事を公開して、Twitterで経験者の しのさん さんからコメントいただきました。

うちは兄妹揃って痙攣持ちでした。

同職場のベテラン看護師お墨付きの対処方法経験者です。(^^;

嬉しくないですが(笑)

我が子の場合は高熱だからと言うよりは熱が急に上がる時に必ず起こしていました。

なので解熱剤は使用禁止でしたね。

逆に測った時に既に40度近くあると安心します。

上がりきっているともう痙攣しないので。

年少過ぎてからは2人とも痙攣も起こさないようになりました。

ダイアップ使用後のふらつきは半端なかったです。

そこからの二次的事故も気をつけなければと思いました。

 

ダイアップ使用後のふらつきについて、まったく知らなかったので、つっこんでお話を聞かせていただきました。

ダイアップは挿入後に歩行すると真っ直ぐ歩けず、壁やテーブルにぶつかってしまいました。

小さいので言って止まる訳でもないので小さな段差等にはかなり気を使いました。

丸一日はつきっきりで、その後は割と普通に行動出来ていました。

これはわたしの個人的な考えですが、よく痙攣では救急車を使用しなくて良いと言われますが、以前タクシーで受診した際に、受付ですごく待たされ通りかかった看護師さんが、意識低下している子どもをみて急遽診察にしてくれた事がありました。

診てくれた医師からも救急車は使ってくれていいと言われ、痙攣の際は救急車を呼ぶ方が良いかなとわたしも判断しました。

すぐに戻るんですが、やはり痙攣後は虚ろな事が多いので、大丈夫かどうかの判断は難しいと思いました。

 

私がいろいろ調べてみたところ、ほとんどのダイアップ使用のお子さんがふらつきを経験していました。

小さいお子さんなのでますます目を離せませんね。

ダイアップは効果が持続するようなので、たいてい1日ふらついてることが多いようです。

しのさん さんからも

うちの子の場合は1日はふらついてました。熱もあるのでその後は寝かしつけて、起きたらまたふらつく感じでした。

とコメントいただきました。

しのさん さん、大変参考になる体験談をありがとうございました。

 

ダイアップの使用方法

※基本的な使用方法をご紹介していますが、

必ず医師の指示に従って使用してください。

ダイアップは坐薬で、2回1セットを基本としています。

最初の使用から15~30分程度で効き始め、8時間後に2回目を使用することで24時間以上の効果が持続します。

ダイアップという薬自体には解熱効果はありません。

熱性けいれんの再発防止の効果は、95%以上という高い有効率が確認されています。

 

ダイアップと共にアンヒバ坐薬などの解熱剤も一緒に処方されることがあります。

この際、必ず使用方法について説明があるはずです。

(なければ薬剤師に尋ねてください)

間違った使い方をしてしまうと、十分な効果が期待できません。

 

また、3個以上処方されることもありますが、使用については医師の指示に従ってください。

今回ではなく、別の原因で発熱したとき用の予備のつもりで処方している医師もいらっしゃるようです。

 

解熱剤の使用について

※熱性けいれんを起こしたことがあるお子さんへの解熱剤の使用は、担当医師と親御さんの考え方で変わってきます。必ず医師の診察を受けて、親御さんが判断してください。

 

私は医師ではないので、ここからは私の考えと体験談です。

 

「(大人も子どもも)むやみに解熱剤を使ってはいけない」

そう思い込んでいたことがあります。

 

もちろん、熱が出ればすぐ使っていい、という安易なことをお伝えしたいわけではありません。

時と場合によって、うまく使いわける必要があるということです。

 

 

本来、発熱は体内の病原菌と闘っているサインです。

高熱でも本人が元気だったり、食欲もあり水分も取れていれば、解熱剤を使う必要はありません。

でも

  • ぐったりしている
  • 食欲はもちろん、水分もまともに取れていない
  • 泣いてしまって眠れていない

などの状態のときは、使ってもいい、というより「使うべき」だと医師から説明されたことがあります。

何らかのウィルスと闘っている体内を、2~3時間休めるために。

 

睡眠や水分が十分に取れていないと、体力も落ち、当然免疫力も低下します。

状態によっては点滴が必要になってくるかもしれません。

そうなる前に、上記のような症状があれば「使うべき」なんだそうです。

 

ただ、子ども用の解熱剤と大人用の解熱剤は成分が違います。

昔、現在では大人用として使用されている解熱剤のロキソニンやアスピリンなどを使用した子どもが、脳症を発症する率が高いということが判明しました。

このことから「子どもに解熱剤はむやみに使ってはいけない」という認識が広がったとも聞きます。

現在、これらの解熱剤は15歳以上しか服用を認められていません。

小児科でお子さんに処方される解熱剤は、アセトアミノフェンを成分とするカロナールやアンヒバ坐薬などです。

 

お子さんが小さいうちは、できるだけ病院で診察してから処方された薬のみを飲ませるようにした方がいいです。

 

熱性けいれんの可能性があるお子さんには解熱剤を使うことで、下がった熱が再び上がってきたときに、また熱性けいれんを起こす可能性があります。

ただ、この因果関係はいろんな調査・研究からは証明がされていません。

その時々のお子さんの様子を医師と相談して、判断してほしいと思います。

 

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